ペンギンになって考える

イヌに喰われたペンギンの身にもなってみろ

深夜のモンスター育成期②

前回までのあらすじ

ブリーダーになった私はLA・LAに出会う。

調教助手のホリイと一緒にLA・LAを育て、大会で初優勝。

調子に乗った私は、次々とLA・LAを戦わせるのであった。

だが、そこに立ち憚るニート

f:id:spspspspspspsp:20191202183433p:image

LA・LAはニートによって砕け、入院するのであった。

 

f:id:spspspspspspsp:20191202183535p:image
f:id:spspspspspspsp:20191202183529p:image
f:id:spspspspspspsp:20191202183524p:image

 

LA・LAが退院した。

LA・LAは元気らしい。とりあえず良かった。

だけれども、私は分からなかった。

このかた、私は動物を飼ったことがない。

ましてやモンスターなど育てたことがなかった。

強敵を目の前にして、私はLA・LAをどのように育てればいいのか分からなかった。

どう育てても勝てないのではないか。

そう思ったのだった。

 

f:id:spspspspspspsp:20191202183524p:image

 

LA・LAからの信頼もガクッと落ちてしまった。

今まで気付きあげた信頼は脆く儚かったのだ。

私はふと思い出した。

モンスターファームは副業だ。

お金を稼ぐためにやっているのだ。

モンスターはただその道具に過ぎないと。

 

f:id:spspspspspspsp:20191202184024p:image
f:id:spspspspspspsp:20191202184031p:image

 

私は心を無にして、LA・LAを職場へと向かわせたのだった。

当然ながら、ファイトマネーの方が効率が良い。

だから、大会にも出場させた。

 

f:id:spspspspspspsp:20191202184216p:image

 

どうやらLA・LAの名は馳せてきており、

見ただけで、戦うのを辞める輩が出てきた。

それでいい。

その方が効率良く稼げる。

その気持ちも束の間。

この大会には宿敵も出場していたのだ。


f:id:spspspspspspsp:20191202184254p:image

 

ゴジラ

もう幾度も顔を見合わせた仲だ。

勝ったことは無い。だけど今のLA・LAなら勝てる様な気がしたのだ。

 

f:id:spspspspspspsp:20191202184300p:image

負けた。またもや惜敗。

しかし、神は見ていた。


f:id:spspspspspspsp:20191202184237p:image
f:id:spspspspspspsp:20191202184324p:image
f:id:spspspspspspsp:20191202184244p:image

 

もう一度戦うチャンスをくれたのだ。

これこそ主人公。

勝つに決まっていた。


f:id:spspspspspspsp:20191202184306p:image
f:id:spspspspspspsp:20191202184224p:image
f:id:spspspspspspsp:20191202184317p:image

 

負けた。


f:id:spspspspspspsp:20191202184311p:image

 

またも負けた。


f:id:spspspspspspsp:20191202184230p:image

 

励ましたくも叱りたくもなかった。

やっぱり悔しいのだ。

こうなったらとことんアイツをやっつけてやろうじゎないか。この際、お金などどうでもいい。

そう思った私は、少ない所持金でLA・LAを修行に行かせるのだった。


f:id:spspspspspspsp:20191202184249p:image

 

当然だ。今の実力では公式戦に出たところで、優勝など出来ない。

勝たなければ意味がないんだ。

 

f:id:spspspspspspsp:20191202185222p:image
f:id:spspspspspspsp:20191202185213p:image
f:id:spspspspspspsp:20191202185230p:image

 

修行が終わったら、仕事に出し、仕事が終わったら、また修行に行かせた。

スパルタだ。むしろ今までが優し過ぎたのだ。

LA・LAは確実に力を付けていった。

f:id:spspspspspspsp:20191202185551p:image

そしてLA・LAは迷子になった。

どうしよう。でも待つことしか出来なかった。

 

 


f:id:spspspspspspsp:20191202185600p:image
f:id:spspspspspspsp:20191202185623p:image
f:id:spspspspspspsp:20191202185530p:image
f:id:spspspspspspsp:20191202185538p:image
f:id:spspspspspspsp:20191202185610p:image
f:id:spspspspspspsp:20191202185520p:image

 

 


月日は流れ、LA・LAは死んだ。

 

f:id:spspspspspspsp:20191202220547p:image
f:id:spspspspspspsp:20191202220537p:image

 

突然のことだった。

Cランクの大会、最終戦

LA・LA敗北。そして死ぬ。

悲しかった。いつまでも生きてくれると思った。